もくじ
この章で伝えたいこと
家事に時間のかからない家を作りたいなら、
家事をしている時に働かせている
頭・手・足を見直してみること。
これが大事っていことを伝えていきます。
3つの行動「悩む・足を動かす・手を動かす」
結論から言うと
家事は
①悩む
②足を動かす
③手を動かす
主に、この3つの行動で成り立っています。
暮らしのトリセツでは、
3つの行動にアプローチをかけて
家事に時間のかからない家づくりをしていきます。
①悩む

掃除や買い物など、日々悩むことを減らしていきます。
例えばこんなことで悩むことってありませんか?
- 洋服をいくつ減らしたら、クローゼットがスッキリ見える?
- どのタイミングで片づけたら、きれいな家をキープできる?
- 卵ってまだ冷蔵庫にあったっけ?
ママなら一度はそう悩んだことがあると思います。
ルール決めやリスト管理などで、
悩むという時間を減らしていきます。
②足を動かす

家の中の動線を意味します。
動線とは、人が移動する距離のことです。
動線には家事動線/生活動線の2種類があります。
家事動線なら、
料理や洗濯、掃除をする時に移動する距離。
生活動線なら、
朝起きてから、食事、身支度、お風呂、就寝
といった毎日の生活上の移動距離。
ものの配置を考える時には、2つの動線を考えることが必要です。
動線が短い家は、家事の効率性を高めます。
1日の行動範囲を振り返ることからアプローチをしていきます。
- 1階のリビングで遊ぶ子どものおもちゃを、2階の子ども部屋に置いている
- 水回りで使う調理道具をコンロ下に収納している
- 入浴後、着るパジャマや下着を各部屋のクローゼットに収納している
行ったり来たりが増えて、いい動線とはいえません。
③手を動かす

足を動かすのが歩行の移動距離に対し、
手を動かすは、手を使う範囲を意味します。
例えば、便箋を取り出す時に
収納棚を開ける
↓
便箋が入っているボックスを取り出す
↓
便箋の外袋を開封して…と手の動作が何度も続くと
取り出すまでに時間がかかるし
元の状態に便箋をしまうことも面倒になります。
- ティッシュやトイレットペーパーの外袋を外さないままにしてある。
- 毎日使うキッチンばさみを食器棚の奥の引き出しにしまっている。
- クローゼットの引き出しに靴下をごちゃまぜに置いている。
引き出しにものを入れる時の向きや配置など
ほんの少しの工夫で改善ができます。
3つの行動を改善すると、家事が時短になる
さっきの例をとって、
どう改善すれば時短になるのかを紹介します。
①悩みの改善
- 洋服をいくつ減らしたら、クローゼットがスッキリ見える?
- どのタイミングで片づけたら、きれいな家をキープできる?
- 卵ってまだ冷蔵庫にあったっけ?
②足を動かすの改善
- 1階のリビングで遊ぶ子どものおもちゃを、2階の子ども部屋に置いている
- 水回りで使う調理道具をコンロ下に収納している
③手を動かすの改善
- ティッシュやトイレットペーパーの外袋を外さないままにしてある。
- 毎日使うキッチンばさみを食器棚の奥の引き出しにしまっている。
- クローゼットの引き出しに靴下をごちゃまぜに置いている。
今回は家事の中の”片づけ”に絞った例とアドバイスをあげました。
これらはほんの一例にすぎませんが、
片づけの4原則を習得すれば、自分で行動することができるようになります。
3つの行動を改善して自分時間を最大化させる
頭・足・手の3つを効果的に働かせて
人生という時間を大事な自分時間に投資できるようにしましょう。
工夫の一つひとつは小さなこと
と思うかもしれませんが、
1しかないのと30の工夫がある家は全然違います。
下のイラストの棒グラフは
家事の工夫をして生み出した自分(ゆとり)時間です。
動線や片づく習慣を整えることで、時間が増えていく構図です。

3つの視点で工夫するときに大切なこと
1.生活行動を振り返る。
「どんな家事に時間をとられているか?」
「いつも片付いていないのはどこか?」
など、意識して過ごすと改善点が見つかったりする。
2.家族の意見を聞く。
自分だけじゃなく
家族が不便に思っていること聞くと
意外にも工夫できるところが見つかったりする。
3.トライ&エラーを繰り返す。
改善は1日にしてならず。
失敗をかさねてこそ、より時短家事の家づくりに近づく。
まとめ
・頭・足・手の動作で無駄なエネルギーを使っていないかを考えよう。
・生活で「面倒だな」と思うことを見つけて、一つひとつ改善していこう
・自分だけでなく、家族からの意見も聞くことで、より使いやすくなる
・改善点をみつけて実際工夫しても、失敗することがある。
やってみて徐々にブラッシュしていくことが正解!