整理収納アドバイザーが収納用品を徹底比較。これでもう悩まない!5つの素材の違いを知って、場所に適した収納用品を見つけよう。

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<STEP1>おうちの整え方 【1-9】基本編 空間・動線のデザインを理解する。

もくじ

この章でわかること

〇収納グッズの素材選びがわかる

〇万能な収納グッズの特徴がわかる

場所別に適した収納用品の素材を選ぶ

主な素材は5つあります。

プラスチック製(ポリプロピレン

・布製(不織布)

・木製

・ステンレス製

・紙製(段ボールや再生紙)です。

それぞれの特徴によって、

置ける場所が異なるのでそれぞれの特徴を紹介します。

5つの素材の特徴

プラスチック製(ポリプロピレン)

<特徴>

収納用品で一番メジャーなタイプ。

サイズや色、形のバリエーションも豊富なので選びやすい。

<良い点>

安価。丈夫で耐久性に優れる。水や汚れにも強い。

<悪い点>

機能性に優れるが、インテリアとマッチしにくい。

布製(不織布)

<特徴>

素材が柔らかいのでカジュアルなインテリアにマッチします。
折り畳みができるタイプはコンパクトにまとまるので、使わない場合はしまえる。

<良い点>

軽い。通気性がよい

<悪い点>

水や汚れに弱い。重たいものや汚れやすいアイテムを収納するのは不向き(クレヨンなどの文具類)

木製

<特徴>

ナチュラルなインテリアとマッチする。

<良い点>

素材の中では丈夫なほう。重たいものを収納できる

<悪い点>

重さがある。コーティング加工されていないものは傷つきやすい。

材質によっては扱いが難しく、火や水、汚れに弱い。

ステンレス製

<特徴>

バスケット型であれば中身が見やすく在庫管理もしやすい。
持ち手があれば、重たいものでも持ち運びができる。積み重ねて使えるタイプもあり。

<良い点>

丈夫でサビにくい。

<悪い点>

重い。引きずったり擦れることで周辺の床や壁を傷つける恐れあり。

紙製(段ボールや再生紙)

<特徴>

色やバリエーションが豊富で、好みのものがみつかりやすい。

優しい風合いでカジュアルなインテリアにマッチする。

紙なので破棄もしやすい。

<良い点>

軽い。比較的安価

<悪い点>

壊れやすいため、毎日使う日用品を収納するともろくなる。

水に弱い。重たいもの、汚れやすいアイテムを収納するのは不向き

どの場所に適しているか、簡単に区別する方法

では実際、どこにどんな素材を置いたらいいでしょうか?

それは

「水回りかどうか」

それだけです。

水はね1m以内には水に弱い素材を置かないことが大切です。

水回りといえば、キッチン、お風呂場、洗面、トイレがありますね。

布・紙・木製のものはなるべく避けましょう。

こし

インテリアとして飾るオブジェや小物にも同じことが言えるね。

そこだけ注意すれば基本はOKです。

場所別の主要なアイテムと適した収納素材

キッチン

<キッチンにあるアイテム>

□食器(皿、コップ、お茶碗、はし、カトラリー、急須)
□調理器具(包丁、お玉、フライ返し、軽量スプーン、缶切り、ピーラー)
□調理器具(まな板、ボウル、ザル、保存容器、軽量カップ)
□鍋・フライパン・ふた
□洗剤ストック(スポンジ、食器用洗剤、台所用漂白剤)
□ふきん、タオル
□周辺用品(ラップ・アルミホイル・キッチンペーパー)
□消耗品系(割り箸、ストロー、竹串)

<素材>
◎プラスチック製 ◎ステンレス製 △木製 △布製 ×紙製 

こし

水回りで汚れやすいので、基本はプラスチック製(ポリプロピレン)
特にプラスチック製は、サイズ・色が豊富です。
ホームセンターのキッチンコーナーや100円ショップで簡単に見つかります。
カトラリーなど、4種類以上あるものは細かく区切って収納するといい。
重量のあるドリンク類はステンレス製のバスケットにいれてもよし。

トイレ

<トイレにあるアイテム>

□ティッシュペーパー
□生理用品
□掃除用品(お掃除ブラシや流せる掃除ペーパーなど)

<素材>

◎プラスチック製 △ステンレス製 △木製 △布製 ×紙製

こし

衛生面を心がけて。
収納ケースは水で洗ったり消毒ができるプラスチック製(ポリプロピレン)がおススメ。
空間が狭く、ホコリや排泄物などで汚れやすい。
清潔に保ちたいエリアなのでアイテム数は最少限に減らすのがいいです。

洗面所

<洗面所にあるアイテム>

□バスタオル
□バスマット
□ペーパータオル、フェイスタオル
□口腔ケア系(歯ブラシ、歯磨き粉、コップ、マウスウォッシュ)
□掃除用品(洗剤、掃除用品)
□洗濯用品(物干しハンガー、洗濯ばさみ、洗濯用洗剤)
□手洗い系(ハンドソープ・消毒液)
□ヘアケア系(整髪剤、ブラシ、ヘアドライヤー、ヘアゴム)
□下着系(パンツなど)

<素材>

◎プラスチック製 ◎布製 〇ステンレス製 △木製 ×紙製

こし

湿気がこもりやすいエリア。
水回りなので基本はプラスチック製(ポリプロピレン)
やわらかいタイプのものを使うと、水洗いもさっとできて扱いやすいよ。
収納棚の中であれば、ファブリック(タオルや下着類)は布製でよいでしょう。
洗面は空間が小さめなわりに、アイテム数は多いよ。

お風呂場

<お風呂場にあるアイテム>

□洗面器
□バスチェア
□シャンプー・リンス・ボディソープ
□掃除用品(スポンジ、ブラシ、バス洗剤、スワイパー)
□子どものおもちゃ

<素材>

◎ステンレス製
 

こし

一番湿気がこもりカビが発生しやすい場所
お風呂場のアイテムは基本吊り下げる!
水に接しない・壁に触れないを心がけて。
どうしてもアイテムを収納したいのであれば、ステンレス製ワイヤーバスケットを使ってみて。

玄関

<玄関にあるアイテム>


□靴
□水でよごれるもの(傘、レインコート、レイン靴)
□土でよごれるもの(砂遊びグッズ、車輪のある乗り物、ヘルメット)
□靴ケア用品(防水スプレー、ブラシ、
□防災用品
□衛生用品(マスク、消毒スプレー)
□鍵
□靴ベラ
□宅配グッズ(印鑑、梱包類)
□アウトドアグッズ(虫よけスプレー、キャンプ用品など)
□大工用品、工具

<素材>

◎プラスチック製 ◎ステンレス製 〇布製 〇木製 ×紙製

こし

玄関は、靴と雨具だけの家庭もあれば、
アウトドアや宅配グッズなど色々おいている家庭もあります。
スタイルは違えど、砂埃が舞うのでなるべく外に出さない収納方法がよいです。
汚れや水にさらされやすいアイテムにはプラスチック製(ポリプロピレン)、収納棚の中であれば、布製や木製の収納用品でもいいでしょう。
備蓄水など重たいものはステンレス製のバスケットにいれてもよし。

クローゼット

<クローゼットにあるアイテム>

□服
□ハンガー
□靴下、ハンカチ
□下着
□スポーツウェア
□装飾品(ネックレス、ピアス、指輪など)
□履いていない靴
□ベルト
□帽子

<素材>

◎布製 ◎プラスチック製 〇木製 〇紙製 〇ステンレス製

こし

クローゼットは家庭によって、置いているアイテムがさまざま。
湿気やほこりが天敵となるので、カビ対策・通気を心がけて。
ハンガーパイプに掛けられるものは基本掛ける!がベスト!
ファブリック(服や下着、靴下、ハンカチなど)は通気性を重視して布製か、衣装ケースなどのプラスチックがおススメ
めったに使わない季節用品であれば、蓋つきの紙製ボックスでもいいでしょう。
防虫剤を置いておくといいです。

デスク回り

<デスク回りにあるアイテム>

□文房具(ペン、鉛筆、消しゴム、ノート、はさみ、のり、クリップ、付箋)
□郵便グッズ(便箋、切手)
□お手紙グッズ
□パソコン・携帯機器類(マウス、ケーブル、充電器)

<素材>

〇プラスチック製 〇木製 △紙製 △布製 △ステンレス製

こし

アイテム数が多いエリア
ペンや消しカスで汚れやすいのでプラスチック製がいいですが、すぐに汚くなるのでメンテナンスしやすいものを考えて。紙製や布製はすぐに汚くなるので微妙です。
書類整理にはトレーをつかったり、浅めの引き出しを使うといいでしょう。
ここではグルーピングの手法で収納を進めましょう。

長く使えて万能に使える収納アイテムの特徴

おススメの収納アイテム

・水回りでも使えるプラスチック製品

・長年売っていて廃盤になりにくいもの

・通販でも買える

・四角いもの

こし

我が家でもよく使うのが無印のファイルボックス
書類整理の他、水筒、フライパンや鍋ふたの収納にも大活躍。大量に買うなら通販で買った方が楽です。

おススメしない収納アイテム

・素材が扱いにくいモノ

・四角以外の変形した形(円錐状のものなど)

・高価なもの

まとめ

・主な素材は、プラスチック製・布製・木製・ステンレス製・紙製の5つに分けられる

・基本は「水回りかどうか」で素材を選ぶ

・長く使いたいなら、耐水性のある素材&定番商品&入手しやすい&四角い収納アイテムを選ぶべし

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