暮らしのトリセツ語録:STEP3【01】
子どもが産まれてからずっと
「母親なんだからもっと家事頑張らなければ!」
「家庭を支えるためにも、嫌な仕事も続けなければ!」
そんな義務感で自分を固めながら
生きてきました。
仕事や家事に対しても、
義務と捉えていたから
楽しもうする感覚は一切なく
”これからの人生、すべては子どものため”
そう心に決めてから仕事を始める時も
自分がその仕事を好きかはどうかよりも、
給料が高いことや両立のしやすさだけで
仕事を選択してきました。
これからどんな人と交流をもち、
今日一日をどんな時間を過ごすか、
生活における事柄の取捨選択全てが
子ども達の母親としてどうかとか、
妻としてとどうかばかりで、
私としてではなく、
”母親”という鎧をかぶって選んできました。
子ども達が大きくなるにつれて
”子どもには納得した人生を歩んでもらいたい”
という気持ちが強くなっていきました。
子どもが言葉をわかるようになってから
度々言っていたことがありました。
「これから好きなことを沢山して
自由に楽しく生きてね」と
そう何度と子どもに諭していました。
子どもの前では、
立派なことを言ってる私ですが
仕事をしている時の私は、
早く終わらないかな…と
時計を何度と眺め
業務が終わるのを待つ
つまらない人間でした。
当然、どんな仕事に就いても
大変さや苦労が多く伴いました。
でもそれも、
”子どもがいるから辛抱”
”働くってこんなもんだ”と思うことにして
母親というのを盾にして
納得している自分がいました。
夫から言われて
ハッとしたことがありました。
「何でそんな毎日辛そうなの?」と。
気づけば、
毎日は、仕事に家事、育児で精一杯。
日々のストレスを夫にぶつけて
ケンカになる時もあったから
家庭の雰囲気は一気に暗くなっていました。
そんな暮らしを続け、
この状況を堪えぬこうとしていましたが、
今までを振り返り
もし私が自分の子どもだったら
今の私は、どう見えるだろう?
と考える時がありました。
正直思ったことは
今の私に、自由に生きてね
なんて言われたくないと。
別に偉大な人にならなくてもいいし、
何か特別なことをする必要なんてないけど
人生を楽しんでいる背中を見せてあげたい…
大人になっても人生って楽しいもんなんだよ!
と嘘偽りなく言ってあげられるような
正直な親になりたい
そう思ったんです。
家庭事情でやりたくもない仕事を
やらなきゃいけない状況だってあります。
納得していないことを
しなければならないこともあると思います。
だからこそ、
子どもに教えてあげられることも
山ほどあります。
その経験は必ず
子どもが生きていく上で
とても貴重な参考材料にもなります。
ただ親であっても
自分の人生は自分のもの。
つまらなく生きるかどうかも自分で決める。
苦い経験も大事だけど
楽しく生きている経験も
子どもにとって
大きなものとなると感じています。
仕事も家事も、育児も
自分が好きだと思えることも
固定概念に囚われず、変化を恐れず、
色んなことに挑戦する生き方に徐々にシフト
歳をとっても、
これまでの人生を振り返った時に
半歩でも前に進んでいることが
感じられる人生
そうした人生を
これからも歩んでいきたいと感じています。
語録集はこちらでまとめています♪
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