第2話 優等生から、どん底へ。劣等感と絶望に満ちた暗黒時代

学生

●先生の一言で、歯車が一気に狂い始める

中3の夏

勉強も手がつかなくなるほど親友と大喧嘩をする出来事が起こりました。

そして突然、担任の先生から母あてに衝撃的な一言が伝えらえました。

「あなたのお子さんはどこも受かりません」

塾から帰った夜に、その話を母から伝えられました。

受験もこれからだっていうのに、

私の知らないところで、

自分のセンセーショナルな部分もさらけ出され、

先生からも見放された気分でいっぱいでした。

親友との仲が修復できない辛さもあり、頭が真っ白になりました。

●親に助けを求められない自分と心の葛藤

この出来事を境に、現実から背を向け、高校受験を全て辞退しました。

「不合格」という最悪な結果を直視したくなかったのです。

親に悲しい思いをさせたくなかった。

(ある程度の成績は収めていたので最終的には推薦で入れる私立高校に入学)

まぎれもなく受験戦争に敗北したのである。

大事な受験の時期に、親友との出来事は「過ち」と解釈し

恥じらいや将来への絶望でいっぱいでした。

そんな状況でさえも「いい子でいるべき」という考えが

自分をいいように繕いました。

「親の前ではせめてよく見せたい」

本当は自分の弱さも、さらけ出せれば楽になるのに、それができず

部屋に閉じこもり心の声を押し殺す日々が続きました。

「前を向かなきゃ」

そう頑張ろうとする一方で、

コントロールできない感情に心を揺さぶられながら、

ただただ泣くことで自分を解放していました。

状況がつかめない父は

体調をこじらせたと思い、

加湿器や電気毛布を買ってきたり、栄養ドリンクを私の部屋のドアに置いてくれました。

その心遣いは痛いほどに心に深くしみました。

親に対する申し訳なさ、自分へのいらだち、劣等感が強く芽生えました

劣等感は残ったものの、なんとか大学まで駆け抜け、学生時代を過ごしました。

燃え尽きる