暮らしのトリセツ語録:STEP1【17】
一般的にいいと言われている家は
大きく2つに分かれます。
- 機能的な家
- 自分の色がある家
両方が入っているか
どちらか一方がある家です。
理想はもちろん両方が入っていること
一つめの機能的というのは
オフィスがいい例です。
「業務の効率や短縮」
を重視するオフィスでは
経営者の管理が徹底していれば
「ムリ・ムダ・ムラを省いた空間」
が設計されていることが多いです。
ビジネスの視点からいうと、時間は資産です。
オフィスは生産性を高め、収益を上げる場所
職員が毎日一人5分ずつ
時間をロスすることがあったら
大きな損失につながります。
オフィスは
人やモノの流れが滞りなくスムーズであること
そのためにも業務の自動化や
ルールを徹底することは大切なのです。
これはシステム化の一部であり、仕組みです。
実は、オフィスのような仕組みがある構造は
おうちづくりに応用させることができます。
家にも、
住まう人がいて多くのモノが存在します。
限られた1日の時間の中で
優先順位や動線を考え
ある作業は短縮、あるいはなくすことで
ムリ・ムダ・ムラを省くことは
生産性のある時間を増やし
暮らしの質を高めてくれます。
もう一つの自分の色というのは
私らしさがある家です。
例えば
モノづくりが好きであれば家具を自分で作って
細部にまでこだわったりと
私らしさを追求することで
おうちを自分の色に染めていくことです。
(○○系インテリアというのも自分の色づくりです)
個性が表現されるので
そのセンスもどんどん磨かれていきます。
その体験は自分の強みにもなりますし、
なによりも自分仕様にアレンジができて
楽しいです。
暮らしのトリセツを読んでくださっている方には
ぜひ、
機能的で自分の色がある家づくりをしてほしいです。
作る順番としては
機能的な家を作った後に
自分の色をつくるのがベスト。
逆からやろうとすると
失敗します。
それはなぜかというと、
仕組みは家の骨格のようなものだからです。
仕組みがないうちに
自分の色で家を塗り固めようとするのは
整備されていない沼地に
ハイセンスな家を建てるようなものです。
また逆に
家に機能ばかりを求めすぎると
万人にとっては扱いやすくて便利ですが
どこか機械的で味気なくなってしまいます。
機能的な家は、暮らしの基盤を支え、
生産性の高い時間をもたらします。
自分の色がある家は、感性を磨き
空間に心地良さをもたらしてくれます。
めざすは機能的で自分の色がある家
暮らしのトリセツは
骨格から整える家づくりを推奨します。
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