暮らしのトリセツ語録:STEP1【14】
仕事や勉学など
他の場面でも
言えることですが、
おうちづくりも
手段より目的から考えて始めるのが大切です。
言葉を言い換えると、
どうやるかよりも
なぜやるかです。
手段とは実際にどうやるか(HOW)です。
例えば、
- 片づけをどうやるか
- 整理収納をどうやるか
というのが手段です。
一方で、目的とは
なぜやるのか(WHY)です。
例えば
- 家族といい関係を築いていきたいから
- 子どもの主体性を伸ばしてあげたいから
というのが目的にあたります。
目的というと難しいと
思われるかもしれませんが、
・今まで大切にしてきたこと
・今後、大切にしていきたいこと
といった「人生観」を考えてみてください。
そしてその人生観をもとに、
「どんな行動をしてきたか」
「どんな行動をしていきたいか」
を振り返るのです。
ここで分かりやすく
私を例にして紹介させていただくなら
私の目的(why)は
- 互いを応援し合える温かな家庭づくり
- ママも子どもも個性が活かされ活躍できる社会の構築
です。
(話はそれますが、2つめの目的は私個人としてやりたい
目的の一つです。暮らしのトリセツもこの目的からやっています)
目的に「家族」や「個々の発揮」というのが
キーワードとなっています。
これはバックグラウンドで
感じてきた家族への想いや、
10代や20代の時に感じた
教育や社会に対する窮屈さから
派生してきた目的です。
おうちづくりも
この2つの目的にそった設計をしています。
家のどこを設計をするにあたっても
この目的からは逸脱しないように、
- インテリアは家族が穏やかな気持ちになるような柔らかいテイストを
- 子どもの部屋づくりは子どもの成長を伸ばせるような関りを
- リビングは家族全員が自由に好きなことを楽しめるような空間を
など
「温かな家庭」「個々の発揮」に重きをおき、
おうちづくりを納得をもって
続けることができています。
手段から始めてしまうと
色んな情報に振り回され
途中で、
自分はどうしたかったのかと
見失ってしまうことがあります。
内よりも外に意識が向いてしまい
真似することしかできなくなってしまうのです。
目的は人それぞれです。
どんな目的をもって
おうちづくりをしますか?
今、おうちづくりを頑張っている方は
すでに何かしらの目的(why)を持っているはずです。
だけど潜在的にあって
見えてきていない場合もあります。
「私はそんな大した目的などない。
新築を立てるから
どうせやるならちゃんと片づく家にしたいだけ」
と思うかもしれません。
もしそう思われるようでしたら、
ぜひ、おうちづくりを
自分の人生と関連づけ
深く掘り下げて考えてみてください。
「片づく家にしたい」というところから
なぜそう思うのか?
そして出した答えに
更に「なぜ?」と問いかけ
掘り下げることで
あなたの目的が見えてくる場合もあります。
家は単なる衣食住を満たす機能だけではなく
個人の想いを反映させ
暮らしを豊かなものにしてくれます。
目的をしっかりと言語化し
はっきりさせたら
その信念を貫くことです。
そうすることで
途中で挫折したり
寄り道したりすることなく
進むことができるようになります。
おうちづくりで最初に始めることは
目的の明確化です。
手を動かすよりも
ゆっくりと考えること。
それが大切だと感じています。
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