こんにちは!
暮らしのトリセツを運営する、こしです。
<STEP1>家事に時間のかからないおうちづくりでは
時短術の他に、整理収納をすることで心理的・空間的な効果をいくつか紹介してきました。
今回はモノの整理収納ではなく、
床、壁、家具の「色」に着目した
心やすらぐ空間づくりについて紹介していきます。
- 色のもつ効果
- 心理学・色彩学に基づく心地よい空間の作り方
もくじ
色について知る
ゲーテをはじめとする科学者や大学の様々な実験や論文によって
色彩は人間の心理に大きく影響を与えることがわかっています。
まずは、色がもたらすイメージと作用について紹介します。
色の心理的効果
赤
情熱 温かみ 活気 派手
<気持ちを前向きにし、活発にさせる>

- 心拍数を上げる
- 新陳代謝を上げる
- 緊張状態にする
- 食欲が増す
青
鎮静 爽快 涼しげ
<気持ちを落ち着き、集中力が高まる>

- 精神が安定する
- 集中力が上がる
- 寝つきがよくなる
- 発汗をおさえる
黄
元気 明るい 陽気
<楽しい気分になる>

- うつに効果がある
- 元気になる
緑
自然 平和 安全
<緊張をときほぐす>

- 気持ちを落ち着かさせる
- 鎮痛作用
- 寝つきをよくする
- ストレスの減少
- 目が休まる
紫
神秘 上品 華蓮
<感性を研ぎ澄まして、創造力を高める>

- インスピレーションを高める
- 創造性、感性を豊かにする
- 治癒効果をもたらす
白
清潔 純粋 神聖
空間を広くみせる

- 空間が広く見える
- 重さがない
- 善や安全性を感じる
黒
高級 威厳 大人 モダン
シックで大人っぽい

- 落ち着く
- 強さや重圧を感じさせる
色彩バランスを整え、心がよろこぶカラーを選ぶ
色によって、
イメージ・作用が異なることがわかったところで、
ストレスを和らげ
心が落ち着くような色彩バランスを考えていこうと思います。
色彩バランスを整える3つのメリット
1気持ちいい、スッキリといった精神的な安定を手に入れることができる
2目の錯覚を利用して、空間を広くみせることができる
3視界的ストレスがなくなり思考がクリアになる
色の調和がとれた落ち着いた空間づくり
理想的な配色の黄金比

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色の組み合わせを考える時に大事なのが、
バランスです。
インテリアの色のバランスは70:25:5
と言われています。
この黄金比に近づけるほど、
秩序と統一感のある空間を作ることができます。

ブログやHPのデザインでも同じことが言えるよね。
ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーについて説明するよ。
ベースカラー(基調色)
- 配色の中で最も大きい面積を占める色
- 全体イメージのベースとなるのが主な役割
- 背景色となることが多い
<落ち着くベースカラーは白系がおススメ>

アソートカラー(従属色)
- 配色の中で2番目に広い面積の色
- 対象のイメージを強めるのが役割
- キーカラーやブランドカラーとして使うことが多い。
<アソートカラーは好きな色でOK>
ただし、ある程度ベースカラーと同系色にして
アクセントカラーより色をおさえましょう。

アクセントカラー(強調色)
- 配色の中で最も小さい面積の色
- 全体を引き締めたり、注目を集める役割
- 基調色と明度や色相の差が大きい色を加えるとよい
<アクセントカラーは空間を引き立てる色がよい>


引き立てるには原色の赤や青、ビビット色があるけど
強めの色を入れると、それ以上の色を取り入れられません。
(黄金比のバランスが取れなくなる)
個人的には、落ち着きを感じる薄色をアクセントにしたいです。
ストレスを解消する色はビビットな色よりも薄い色
宮城大学で行われた「ストレス原因に適した癒しの色に関する研究」では
ストレス原因に適した癒しの色は、
ペール色が多いことが明らかになりました。

ペール色は明度が高く、彩度が低めです。
やわらかくて、優しい印象があります。
人間は土・空・海・植物など
昔から見慣れてきた自然界の色にとても安心感を覚えます。
自然と心も体も心地いいと思える色を取り入れてあげるのも効果的です。

観葉植物や生花を置くことで簡単に、自然色を入れられます。
また太陽の光を部屋に入れると、空間が癒されますよね。
知識を得たら、次は自分の感覚で心地よい色・バランスを考えよう
色の効果や、黄金比がわかったら
次は自分の感覚を大切にしてあげましょう。
基本ベースはあるけど、
落ち着く色は人によって様々です。
一人で落ち着ける時間を確保したら、
直感で好き♡と思えるカラーを決めて
おうちを素敵な空間にしてみてくださいね。