【書評・要約】 Be Yourself~自分らしく輝いて人生を変える教科書~を読んでみた感想とまとめ

書評

自分らしさって何?

周りに流されずに好きなことを貫きたい!

今の環境が息苦しく感じる。

「自分らしさを発揮して人生を変えたい」

という人に向けて書いている記事です。

起業家はもちろん、男女年齢問わず

この記事を読むことで気持ちが楽になったり、勇気をもらえる一冊かと思います。

著者のプロフィール
  • 著者:川原卓巳(カワハラタクミ)
  • KonMari Media,Inc Founder and CEO/Producer
  • 近藤麻理恵の夫でもあり、プロデューサー
  • NetflixオリジナルTVシリーズ「Tyding Up With Marie Kondo」のエグゼクティブプロデューサー。エミー賞2部門ノミネート
Be Yourselfを読んでわかること
  • 自分らしさを知る方法
  • 自分らしさを活かす方法
  • 環境を変える方法

本書では、自分らしく輝く人生を送るためには、

5つのステップが大切と解説されています。

1.自分を知る

2.自分を活かす

3.自分を発信する

4.環境を変える

5.自分を磨き続ける

こし

5つのステップが章ごとに解説されていたので、
1から順に要点をまとめてみました。

1.Be yourself を読んで得た学びと要約

第一章 自分を知る

・片づけから始めよう

川原さんは、

自分を知るためのファーストステップとして「片づけ」を初めに勧めています。

なんで?関係ないじゃんーー!

と思う方も多くいるかと思います。

片づけがなぜ自分を知ることにつながるかというと、

今、家にあるものは全て「過去の自分を映し出している」からです。

目の前にあるテレビやカーテン、過去の自分が選択し、家に迎え入れたものです。

家にあるモノは生まれてから今日にいたるまで、あなたが毎日下してきた、
日常の小さな一つひとつの意思決定。
その結果が、今のあなたの家の中の風景なのだと考えると、
家の中のモノたちは、過去のあなたそのものだと言えます。

これまで自分は何に惹かれ、どんな思想で生きているのか

家の中をみれば、気づくことが沢山あるのです。

そして家の風景をみて

「これは今でも好き・必要だな」

「これは好きじゃない・必要じゃない」

と一つ一つモノと向き合うことで

次は今の私が、どんな思想をもっているのか気づくことができます。

まさに片づけは「自分らしさを知る作業」でもあるのです。

片づけの作業をすることで

  • 過去の傾向を知る(過去の自分を知る)
  • これから自分がどうありたいかを決めて選ぶ(今の自分を知って未来を選ぶ)

今、将来にとって

必要なモノとそうでないモノの取捨選択を行うことで、

自分がどうありたいかが段々とクリアになってきます。

・やりたくないことを明確にしよう

自分らしく生きるのに、やりたくないことを無理してやる必要はありません。

  • 始める前に気が進まないこと
  • やってもつまらないこと
  • やったら疲れること
  • 何週間も消えずに残っているTODOリスト

これらは全て手放します。

・やりたいことを明確にしよう

やりたいことは普段の行動を振り返ることで見えてきます。

  • 誰からも命令されていないのに自然と時間を費やしていること
  • 無理なく続けられていること

思い当たることはありますか?

これだ!というものが見つかれば、

それはあなたのやりたいことです。

こし

やりたいこと=得意なことではありません。
心から「好きだ」「楽しい!」といった感情が高ぶることだと思います。

これまで結果を残してきた功績や資格は、やりたいこととは関係ないですよね。

第二章 自分を活かす

・自分らしさを知って、アウトプットしよう

  • 一人の人に全力で向き合う
  • 一つずつ丁寧に失敗しながらも前に進む

まずは、たった一人のためだけに、自分の力を最大限出しきること。

自分ができるすべてを尽くすことで得られる学びはとても深いです。

お客さんから得られた喜びや不満の声から、

「世に生み出せる価値がどれくらいあるのか?」

「他人との差別化を得るにはどうしたらいいか?」

を考えることができ、自分の価値を細かく定義していくことができます。

また失敗を重ねていくことで、より価値を活かす精度を高めていくことができます。

・てっぺんを目指すのはやめよう

「1番を目指す必要はない」

多くの人の役にたっていることは、

トップ数%しか達成していない超レアな内容よりも

もっと達成可能な目標でそれを達成した人の内容です。

1000歩先の遠すぎる目標より、

ほんの2歩頑張ればイケる目標の方が、多くの人は達成しやすいです。

達成している人が多くいれば、多くの人と喜びや共感を得たり交流が深めることができます。

こし

自分らしく生きるのに、人との争いは必要ないよね。

・MUST(やらねばらならない)にとらわれない

これはキャリアデザインの理想的なフレームワークです。

CAN(できること:能力)

WANT(やりたいこと:動機や夢)

MUST(やらねばらならない)

この3つは偏らず、バランスがとれていることが理想であると言われています。

日本人はMUSTが大きい傾向にあり。

時にその責任感が、自由意志を奪い自分らしく生きることを邪魔してしまいます。

WANTから色んなことに挑戦し、CANに変えていく。

そうすることで自分を輝かせることができます。

第三章 自分を発信する

・まずは「良き受信者」になろう

  • SNSをフォローする、無料メルマガ登録をする。
  • お金を払ってセミナー受講ややブログを読む。

どんな形でもいいから受信してみます。

受信者になることで、「受け取ってうれしいこと/嫌なこと」を研究して

良き発信者を目指すことができます

こし

情報は無料で得るのと、お金を払って得るとでは学ぶ姿勢が全く違います。
川原さんや妻のこんまりさんも、有料情報を得て研究したそうですよ。

・自己表現を始めてみよう

最初から完璧を求めず、発信すること。

ここで肝心なのが「情熱」です。

もし、自分の言葉で発信が難しければ

Twitterでリツイートだけでも十分です。

こし

発信は最初から難しいです。

でも自分が情熱を燃やしていることを素直に発信すればいいと思います。

誰かに「いいね」がもらえたら、とても嬉しいし

承認欲求も満たされてどんどん自信もついてきます。

・チャンスが来たらつかみとろう

  • 憧れの人とつながる、誰かにコメントをもらえたら積極的に交わる
  • 自分が発信者になったことで、周りからバカにされたり、居心地が悪くなったら環境を変える勇気をもつこと

本書でもあるように、

行動が変われば、見える環境・関心ごとも変わります。

後ろを振り向かず、自分の進みたい方向へどんどん突き進みましょう。

自分が変わると友人との話や職場先など、色んな場面で合わなくなることがでてきます。

それは悪いことではなくてむしろ、次のステージへ行くチャンス

自分が求めている場所、自分を受け入れてくれる場所はさらに、

自分を高めてくれます。おのずと視座も上がってきます。

第四章 環境を変える

・自分らしい居場所(環境)に行くための大事な5つのステップ

今の居場所が居心地が悪くなったら、

5つのサイクルを守りながら行動します。

下に本書を引用します。

1.自分の素直な気持ちに気づく(本心)

2.自分の居心地の悪い場所を離れる(離別)

3.自分らしくいられる場所に慣れる(拡張)

4.自分らしい価値を発揮する(活躍)

5.慣れた場所を離れる(挑戦)

1から2、3、4、5と進んで、また3に戻るを繰り返す。

1:周りを気にせず、自分が何をしたいのか素直に受け入れる

2:今の環境が合わなければ、環境を変える勇気をもつ

3:新しい環境で、ちょっと無理をしながらでも新しい自分を表現してみる

4:チャンスがきたらつかみ取り、どんどん突き進む

5:ステージが上がり、その環境にも違和感を感じたら環境を手放す

本能のまま自分が心地よい環境に移動し、

そこで自分を表現してみることが大事です。

第五章 自分を輝き続ける

・自分を大切にする

ありのままの魅力を活かすためには心地よい環境をキープしつづけること。

  • 1日の過ごし方の順番を心地よく整える
  • 目や耳に入ってくる情報を取捨選択する
  • 身体と心のセンサーが常に正しい位置にあるように維持すること

心地よく暮らしを続けていると、判断力が研ぎ澄まされ

何においても感性や直感で決断できるようになります。

・朝方の生活リズムで過ごす

  • 誰も起きていない時間帯に起きて、一人の自分と静かに過ごす
  • 大事な仕事は朝食前に終わらせて、日中を穏やかに過ごす

・無理をしない

  • 1日にできる仕事を5つにしぼる
  • ゆとりをもてるようにスケジュールを組む
  • 自分の楽しみとなるようなご褒美の予定を入れておく
  • 休憩に昼寝をはさむ

・ 大事な人を大切にする

  • 身近な人を「さん」つけで丁寧に扱う

2.Be Yourselfで印象に残ったフレーズ・ベスト3

「心の位置があまりよくない」

妻まりえさんが仕事に追われている時にかけた川原さんの言葉

本来の自分の姿とずれている時、

人は理不尽なそぶりや、逃げとも思えるような主張もしてしまいます。

常に自分が素の姿でいれること。

心の位置という表現が、とても心に響きました。

量を最小化することで、質が最大化する。輝くためにあえて引き算をする

大量にある仕事を捨てて、たった1%自分がときめく仕事だけに集中し、

リソースを全力で注ぐこと。

シングルタスクの考え方にとても共通していると感じました。

家の中にあるモノを残すか・手放すかの決断を繰り返すことで何が好きだったか、そしてこれから何を好きでいたいのか、自分の感性や価値観が見えてくるようになる

片づけは取捨選択の鍛錬です。

自分の心と向き合うことで、生き方や価値観を変えるほどの大きな力を秘めています。

こし

今回紹介した「Be Yourself」は
自然と肩の力を抜き等身大の自分でいいんだと思える書籍です。
・自分を良く見せようとしない
・無理に変えようと頑張らない
・ありのままでも十分心地よい居場所に移り自己表現をすることで輝ける。
多忙な毎日を生きる現代人が忘れがちな内容を説く一冊でした。